MAMAMOOのベストアルバムがMOOMOOにとって"思い出アルバム"となった件

 K-POPアイドル定番の契約更改(プロ野球選手かよ)期である7年目に、MAMAMOOがベストアルバムをリリースしました。韓国はベスト盤文化がないと聞いていたので、リリースすると知った時はちょっと驚きでした。私は楽曲聴くのはいつもiTunesでCD等の”モノ”は持たない主義なんですが、今回ばかりは購入。RBWJAPANで予約し、今、絶賛待機中です!

 ベストアルバムというのは便利なもので、ファンなら通常のアルバム収録曲までじっくり聴きますが、南大阪のカスカップル風に言うところの「そんなんええから手っ取り早くヒット曲だけ聴かせて」の希望を満たす"ライトなリスナー"向けの印象が強い。私も昔からいろんなアーティストのベスト盤をTS〇TAYAで借りてきました。

 しかしMAMAMOOのベストアルバムは「ムム(ファンダム)達への贈り物」があらゆるところに仕掛けられています。曲のクレジットを見て、そして実際に聴いてみて胸が熱くなりました。

 新曲の「mumumumuch」を除いて、ほぼ全曲ニューバージョンになってるんですわ。原曲のままでも全然いいのに。

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 しかし私の胸熱ポイントはここではありません。リミックス内容が、過去の歌謡祭やスペシャル番組で使われたサウンドを用いている。これなんですよ。ファンダムであるムムたちからすれば、映像が見れない環境でも、音源聴くだけで脳内でその時の映像が再生できるわけです。要するにベストアルバムが文字通りの"思い出のアルバム"になってるわけですね。

 

 どの楽曲のリミックスがどの番組で使用されていたのか。

 それではここからは「卒業式の呼びかけ」調でお楽しみください。
 (イラストちょっと違うか)

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生徒A「5曲目ー」

生徒B「MGMA2019で軍服Rock Starが降臨したー」

生徒全員「gogobebe ー!」

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原曲

[MV] MAMAMOO(마마무) _ gogobebe(고고베베) - YouTube

 

生徒A「13曲目ー」

生徒B「Queendomで、客席だけじゃなくライバルチームの楽屋も興奮の渦に巻き込んだー」

生徒全員「Decalcomanie ー!」

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原曲

[MAMAMOO] '데칼코마니'(Decalcomanie) 안무 영상 - YouTube

 

生徒A「15曲目ー」

生徒B「MAMA2019では奇抜な衣装が、おもしろかったです」

生徒C「そしてー、餅ゴリ(aka J.Y.Park)と一緒に歌って踊ったー」

生徒全員「HIP ー!」

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原曲

[MV] 마마무(MAMAMOO) - HIP - YouTube

 

(ちなみに餅ゴリとパフォーマンスしたのはこっち↓)

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 これ以外にも、「Um Oh Ah Yeh」は終盤の

「オンニ(姉さん)、この人誰?」

「女だったの!?」

のセリフの部分で、彼女たちがアドリブを見せ(歌番組で度々やっていた)、突然ライブ音源かのごとくムム達の歓声が上がります。これで喜ばないムムはいないでしょう。

 (個人的な希望を言えば、次またベストアルバム出すときは、昨年のMAMAで披露した「Dingga(Agrabah ver.)」を入れていただきたい)

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 なので私は提案したい。他のアイドルも事務所も、ヒット曲が溜まってきたらこういうベストアルバムを作るべき。

 ライトリスナーだけでなく、ファンが喜ぶことうけあいよ。